奥秩父主脈縦走 準備編
まずは準備編として、登山計画や装備、食料などを紹介したいと思います。
1.計画を立てる
今回の奥秩父主脈縦走は、初めての長期縦走になりました。
登山を始めて半年くらいのころ、山でテント泊が出来るということを知りました。
そんなことができるのか!いつかやってみたい!とネットや雑誌でテントや寝袋などを物色し、登山を始めて1年くらい経った時、思い切って自分のテントを手に入れました。
それから何度かテント泊に行くようになり、次第にテント泊縦走に興味が湧いてきました。暇があると、ネットで「テント泊・縦走」と調べていました。まあ、これは自然の流れだと思います(笑)
そんな中で、奥秩父主脈縦走のブログ記事を見つけました。初めて見たときは、世の中にはスーパーマンがいるんだなあ。と思いました。全く自分とは違うレベルの世界の話だなと思ったことを覚えています。でも、そのブログが面白かったこともあり、そんな山旅をしてみたいと思いました。
それからは、少しずつ歩く距離を延ばすようにしました。奥秩父は比較的近場の山々なので、途中の区間のみテント泊縦走してみたり、日帰りで長い距離を歩くようにして、自分の体力が付いてきていることを実感しながら、長く歩くことが普通になり、楽しめるようになりました。
とはいえ、奥秩父主脈縦走は、早い人で3泊4日、標準で4泊5日ほど掛かるといわれています。それだけの長い休みは滅多にありません。そこでGWに行こうと、昨年の夏くらいから決めていました。私が参考にした方もGWを利用していたからです。GWが近づくにつれてワクワクが高まります。
しかし、コロナ感染が急に再拡大し、GWは東京で緊急事態宣言が出ることになってしまいました。そんな中で決行して良いのか悩みました。そもそも山小屋が営業しないのではないかと直前までHPや電話で確認を行いました。天気予報も今回のGWは荒れ気味で、比較的安定している日取りを選びました。
山は逃げないとはいうものの、昨年から計画してきたこと、天気、自分の住む場所は宣言対象地域ではないこと、テント泊である事などを考えると、この貴重な時間を逃すべきではないと判断しました。
とはいえ全ては自己判断です。4泊5日、約20キロの荷物を背負っての縦走は初めての経験です。できる限りの安全対策を準備して、奥秩父主脈縦走に挑戦しました!
2.持って行ったもの
①食料 ・・・約3.7kg
生米3合、マジックパスタ2袋、サラスパ200g、アルファ米おにぎり4袋、レトルト(カレー2袋、牛丼1袋)、菓子パン・総菜パン3つ、インスタントラーメン2袋、フリーズドライ味噌汁4つ、インスタントスープ3つ、なんでもスープの素(乾燥野菜+大豆ミート)、シーチキンパウチ1つ、スイートコーン1つ、調味料(塩コショウ、コンソメ)、コーヒー、ティーパック3つ、
トレイルミックス(柿の種ピーナッツ多め、写真容器からジップロックに変更)、ソイジョイ・一本満足バーなど7本、アミノバイタルマルチエネルギー1つ、ミニビット20個ほど、塩タブレット20個ほど、アミノバイタルスーパースポーツ2つ、アミノプロテイン3つ、ポカリ粉末2袋
+水、スポーツ飲料計2.5リットル(スタート時)
②装備・・・
ザック(60+20リットル)、テント一式(本体・ポール)、グラウンドシート、シュラフ、シュラフカバー、サーマレストZライトソル、テントシューズ、
防寒着(化繊)、薄手フリース、ダウンパンツ、着替え(ロンT1枚、インナーT1枚、ヒートテックタイツ1枚、靴下1枚)、ニット帽、ネックゲイター厚手薄手各1枚、防寒テムレス、折り畳み傘、
レインウェア、タオル1枚、手拭い1枚、レインカバー(ザック)、ダブルストック、チェーンスパイク、
クッカー1つ、マグカップ1つ、250ガス缶2つ、連結お箸、木製スプーン、スポーク、
カメラ、予備電池、スマホ、予備スマホ、docomo回線SIM、モバイルバッテリー16000mA、ヘッドライト電池式、予備電池1セット、ヘッドライト小型USB充電式(途中で紛失 笑)、紙地図2つ、コンパス、サングラス、小型温度計、熊鈴、腕時計、
トイレットペーパー2ロール、ガベッジバッグ、ファーストエイドキット(常備薬、テーピング、小型ハサミ、万能ナイフなど)、浄水器、カイロ3枚、衛生セット(歯ブラシ、日焼け止め、体拭きシート、リップクリームなど)
食料・装備合計・・・約20kg(スタート時)
行動時の服装:キャップ、ソフトシェルジャケット、ロンT、インナーT、トレッキングパンツ、サポートタイツ、薄手グローブ、登山靴
3.ルート概要(登山計画)
1日目・・・
瑞牆山荘(10時スタート)-富士見平小屋-瑞牆山-富士見平小屋テント泊(計画16時、実際13時半着)
2日目・・・
富士見平小屋(計画5時、実際6時半スタート)-大日小屋-大日岩-砂払ノ頭-金峰山-大弛峠-大弛小屋テント泊(計画11時、実際13時半着)
3日目・・・
大弛小屋(計画4時、実際5時スタート)-国師ヶ岳・北奥千丈ヶ岳-甲武信ヶ岳-雁坂峠-雁坂小屋テント泊(計画17時、実際15時半着)
4日目・・・
雁坂小屋(計画4時、実際5時スタート)-雁峠-笠取山・唐松尾山-将監峠-将監小屋-飛龍山-雲取山-雲取山荘テント泊(計画避難小屋泊予定16時半、実際16時半雲取山荘着)
5日目・・・
雲取山荘(計画4時半、実際7時スタート)-雲取山まき道-七ッ石山-高丸山・日陰名栗山-鷹ノ巣山-六ッ石山-奥多摩駅(計画17時、実際16時着)
4.山行編へ続く
計画を振り返ってみると、実際には、計画よりもかなりスタート時間が遅れました。テントの撤収に時間が掛かったことや、少し余裕を持って計画を立てたので朝になってズルさが出たのが大きな原因です(笑)
実際の行動中は重い荷物にかなり手こずることになりました。初めて歩く山や、初めての経験など、いろいろなことがあった山歩きになりました。
これから、実際の山行も振り返ってみたいと思います。
1日目の記事になります。よければ見てください。